アトリビュートって聞いたことがありますか?
西洋の宗教画や神話の絵を読み解く時に、知っておくととっても便利な知識です。
昔の人は、文字が読めない人も多かったし、神様って絵を描く人によって顔とかスタイルが違うので、顔を見ただけでは誰なのかよくわからなかったりします。
そんな時、このアトリビュートを知っていると役に立ちます。
描かれている人が持っている持ち物や、近くに描かれている動物などで、主人公が一体誰なのかが分かる暗号のようなもの。
例えば、水星の神ヘルメス(ギリシャ神話、ローマ神話ではマーキュリー)はケリューケイオンの杖と呼ばれる、翼があり2匹の蛇が巻きついている杖を持っています。
キリストは必ず子羊とセットになっていたりもします。
今日から4日間イースターのお祭りですが、キリスト復活を祝うお祭りなので、子羊が食べられることが多いです。
先日、出張で行ったメルボルン。
宿泊した場所がColine streetで古い建物がずらっと並ぶ通りでした。
銀行の建物が多いのですが、こんな絵がのっている建物がありました。
この男の人誰だろう?
隣に羊がいるからキリスト?
でも、麦の穂も描かれてるし、収穫や実りをあらわすのかなあ。。。
なんて考えながら眺めていました。
正解はわかりません。。。
知ってる人いたら教えてください。
占星術的に見ると、
羊=牡羊座=春分
麦の穂=天秤座=秋分
とも読めます。
つまり、1年や自然のサイクルという意味があるのかな?
日本も同じように、例えばお茶の道具でも桜と紅葉が描かれているものがあります。
桜=春、紅葉=秋
を表し、一年という意味があります。
だから、このお道具は一年中使ってもいいといった具合になるわけです。
歴史ある街並みに行くと、こんな象徴であふれています。
私は 「モチーフで読む美術史」 という本を読んでいます。
占星術のアドバンスクラスでは、サビアンシンボルなどを学んだり、タロットなどでは象徴するものを理解うすることが大切です。
美術鑑賞も、コツがわかればとっても面白くなりますよ。
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